傾聴講座入門編 最終回 「こころの健康」

昨日は傾聴講座入門編最終回。講師はアクティヴリッスン代表、澤村直樹先生。
今日のテーマは「こころの健康」。傾聴する人が自分のストレスに気づいてくださいね~ということで、ストレスを客観的に知るワークから始まりました。
「雨の中の私」というテーマで絵を描き、小グループでお互いの絵を見せ合いました。雨の強さがストレスの象徴。傘を描く人は状況に対応しているとか、傘を描かないと困難に燃えているとか・・・。私のグループには部屋の中にいる私を描いた方や土砂降りの雨だけれど、雨の一つ一つに♪がついていたりとか、他の方が描く絵を見るのは面白かったです。

ポイントはストレスをためないこと。ストレスに気づいたら、身近な気晴らし法でちょくちょく発散しましょう。カラオケ?スポーツ?睡眠?温泉?ペット?
ボランティア?!・・・・

続いてメンタルの危機について学びました。「悲しみとは愛情・依存対象の喪失」(フロイト)ですが、人のこころは基本的にたくましく、時間はかかるかもしれませんが、自然と立ち直るようにできているそうです。そのプロセスが円滑に行くようじゃまをしないというのがポイント。

ショックな出来事から元気をとりもどすには、たどらなければならない5つの段階(キューブラ・ロス)があるそうです。寄り添う側は相手が今どの段階かな?と知ることで寄り添い、相手が元気になることを期待して心の回復を見守りましょう。

阪神淡路大震災でお子さんを亡くした33人のお母さんたちにアンケートを取ったそうです。(「喪失体験と悲嘆」高木慶子氏)
「してほしくなかったこと」①わかったふりの同情の言葉をかけられたこと。②精神科医やカウンセラーの対応。③心無い言葉で慰められたこと。
「してほしかったこと」①そっとしておいてほしかった。②亡くなった者のために祈ってほしかった。③独りになりたかった。③気遣いのある言葉がほしかった。・・・泣きたかったのに泣けなかった。お話を聴くより家事とか手伝ってくれて、独りになりたかった・・・。そんな声が聞こえてきます。

かつては心のケアのため、専門家による早期介入が必要との認識だったそうですが、今は相手が語りたいときに語りたいことを語れるようにするのが大事(カール・ロジャーズ)で、むやみに感情を引き出さないことと指針が変わったそうです。何事にもときがあるのですね。

最後に秋の傾聴講座にもつながりますが、認知行動療法を取入れた傾聴のお話しがありました。
相手にこれからどうしたいですか?どうしていきますか?と目標を聴き、前向きのおはなしができやすくしていくアプローチです。
ワークでは苦手な上司が職場にいて…避けてしまう…こんなことではいけないと落ち込んでしまう…という方への傾聴をロールプレイ方式でやってみました。共感するだけでは、同じところを一緒にぐるぐる回ってしまうけれど、本当はどうだったらいいのかな?そのために必要なことは何ですか?と相手に聴いてしまうのです。答えが返ってこないときは、ステップを低くして、こうしたらどうかな?これならどう?と一緒に考えて悩んでやってみる。関係性がある中では、実際により一歩踏み込んだ傾聴が必要なことも学びました。

さて、まとめ。
聴く人のこころの健康のために・・・
①気晴らし
②とらわれない自由さ
③目標(何のための傾聴?)

4回の講座は多方面にわたり、とても内容の濃いものでした。一度では消化できないと思いますが、柔軟なこころでこれからも傾聴を楽しみましょう!
澤村先生お忙しい中、茅ヶ崎での傾聴講座をありがとうございました!!

つづきは11月の傾聴ボランティア養成編です。みなさまお楽しみに!

傾聴講座入門編 最終回 「こころの健康」
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